エアコンや石油ファンヒーターなどの暖房器具使ってもなかなか部屋があたたまらないと感じたことはありませんか?
冬に窓に近づいてみると、冷気を感じて寒いはずです。
寒い冬に暖房の効果を実感しにくいのは、窓から熱が逃げてしまっているかもしれません。
熱の出入りを防ぐ方法として、窓に断熱シートを貼るのが効果があると言われていますが6つのデメリットがあります。
窓に断熱シートを貼る前にデメリットと効果をアップさせる使い方をご紹介します。
窓ガラスに断熱シートを貼るデメリット

窓に断熱シートを貼る効果やメリットがあれば当然デメリットもあります。
こちらで詳しく解説します。
見た目が悪い
部屋の中から見ると窓に緩衝材(プチプチ)が貼ってあるのでとにかく見た目が悪いです。
ただ以前より親戚や友人が家に入ることは少ないので気にすることはないでしょう。
外から見たときは、カーテンの外側に断熱シートを貼るので目立ちます。
目隠し用のフェンスがなくカーテンしめてないと外から丸見えの窓や道路に面している窓は、見た目の悪さと手軽にできる断熱対策どちらを優先させるか検討が必要です。
外の景色が見えない
窓に緩衝材(プチプチ)が貼ると、外の景色を見ることができません。
カーテンを開けたとき外から視界を防げるので防犯対策に効果があります。
緩衝材(プチプチ)は透明なので貼った部分も光を取り込むことができるのでお部屋が暗くなる心配はありません。
外の景色を見たい方は、窓の下側半分だけ断熱シートを貼るのもおすすめです。
窓ガラスが割れる可能性がある
窓ガラスに断熱シートを貼ると割れる可能性があります。
窓ガラスに適した断熱シートを貼らないとガラスが熱割れを起こすからです。
窓ガラスが割れてしまうと家族がけがをする恐れもありますし窓の交換費用もかかります。熱割れを起こすと断熱対策以上にデメリットを感じてしまいます。
とはいえ、断熱シートを貼ったら必ず熱割れを起こすわけではありません。
窓ガラスの種類に対応した断熱シート選ぶことが重要です。
網入りガラスは、中にワイヤーが入っており断熱シートを貼ると熱が遮断されて割れやすいと言われています。
断熱シートを貼るときの熱割れが心配な方は、窓ガラスの種類を確認してカーテン専門店やリフォーム業者に相談しましょう。
窓のサッシの結露を防げない
断熱シートだけでは、窓のサッシの結露を完全に防ぐことはできません。
冷たいペットボトルを数時間部屋に置いておくと、周囲の空気が冷やされてペットボトル全体が結露しますよね。
この結露現象が寒い冬に加湿すると起こります。外の空気は冷たい状態で、お部屋の中を加湿していると窓ガラスに接している空気は結露します。
断熱シートを貼るとこの結露を防ぐことができますが、手作業なので隙間ができたり断熱シートを貼っていない窓のサッシは結露します。
建築材料費にお金をかけていないアパートでは、熱伝導率が高いアルミ製のサッシの場合が多く結露しやすいので注意が必要です。
窓のサッシに結露防止シールを貼るかペアガラスにするなどのリフォームも検討が必要です。
断熱シートを貼っていないサッシの結露は防げないというデメリットがあります。
窓に貼る作業が意外と大変
窓に断熱シートを貼る作業をしてみると意外と大変でデメリットに感じます。
最近は窓の大きさやかたちの種類が増えているので、適当な大きさに断熱シートをカットする作業やキレイに貼る作業が手間がかかります。
子供部屋や書斎などプライベート空間のDIYをするので、家族と言えども部屋に入って作業することを理解してもらう必要もあります。
水貼りタイプの断熱シートの貼りつけ方
断熱対策には、水貼りタイプの断熱シートが一般的です。
ここでは、水貼りタイプの断熱シートの貼りつけ方について解説します。
曇りガラスや凹凸のあるガラスは、シートを貼り付けることができないことがあるので詳細は説明書などをよく確認してください。
・あると便利な道具:カッター、油性ペン、中性洗剤、軍手など作業用手袋、雑巾、新聞紙
水貼りタイプの断熱シートに霧吹きは不要ですが、窓をきれいにした状態にしてから貼るとシートがはがれにくく寿命がながくなるので用意しておくと便利です。
水貼りタイプの断熱シートは剥がしやすく貼り直しもカンタンですが何度も貼り直ししていると汚れて見た目が悪くなります。水貼りタイプの断熱シートの貼り付けにはコツが必要で意外と大変なんです。
水貼りタイプの断熱シートの貼り付け手順
・窓ガラスを掃除する
水貼りタイプの断熱シートは切手のようなイメージで貼りつけるので、窓ガラスにほこりや油汚れがついているとうまくつかなかったり剥がれてしまう恐れがあります。
水や中性洗剤を使って掃除したあと、完全にふき取ってください。
・断熱シートをカットする
窓ガラスのサイズにあわせて断熱シートをカットします。
貼りつけたい窓ガラスに使用する断熱シートをあてマジックなどでマークします。
窓のサッシにかからないように若干小さ目にカットするのがポイントです。
・窓のサッシ、床にタオルを敷く
窓ガラスに水を吹きかけて断熱シートを貼るので、床が濡れないようにタオルや新聞紙を敷くなど対策をします。
・窓ガラスに水を吹きかける
霧吹きを使って窓ガラスに水を吹きつけます。霧吹きの口のかたちによってまんべんなく水を濡らすことができないときがあります
水をいれたバケツにやわらかいタオルを浸してから窓ガラスに濡らします。
水を含んだタオルを軽く絞ってから窓ガラスを拭くと、まんべんなく濡らすことができます。
・窓ガラスに貼りつける
断熱シートの貼り付け面を確認して窓ガラスの上部からシートを貼ります。
きれいに仕上げるには、徐々に空気を抜いてしっかりとガラス面と密着させることです。
粘着力が足りないと感じたときやシワができてしまったときは、1度はがしてタオルで水を追加して貼りつけます。
・完全に乾燥させる
窓ガラスに断熱シートをきれいに貼ることができたら水分を完全に乾燥させて完了です。
商品パッケージを開けたときに断熱シートがカールしていて貼りづらいと感じた時は、カールした面を上側にしてドライヤーで熱風を吹きかけます。
窓ガラスに断熱シートを貼った状態で、ドライヤーで乾かすと窓ガラスが割れたり変形する恐れがあるので注意してください。
緩衝材(プチプチ)の貼り付け手順

水貼りタイプの断熱シートと同様に窓ガラスのサイズにあわせて断熱シートをカットします。
窓ガラスに緩衝材(プチプチ)を透明なテープで貼りつけます。
固定するテープは、剝がしたときにあとが残らないものを選んでください。
我が家では、窓の断熱対策に緩衝材(プチプチ)を選びました。
窓にプチプチを貼ったときの見た目の悪さは多少気になりますが。。。貼るのがカンタンで断熱シートよりも断熱効果を期待できるからです。
- ホームセンターや100円均一ショップで見つけた3種類の断熱シート
- 薄いフィルムタイプ
- 緩衝材(プチプチ)
- スプレータイプ
水貼りタイプの断熱シートを窓ガラスに貼るのが難しいと感じた方は、緩衝材(プチプチ)がおすすめです。
断熱シートだけでは防寒対策出来ない
窓に断熱シートを貼るだけでは満足できる断熱効果を感じられないというデメリットがあります。
ホームセンターに市販されている断熱シートの性能表示を確認したところ断熱効果は5℃前後の商品が多かったです。とはいえ、エアコンや石油ファンヒーターなどの暖房器具を使用しないとお部屋はあたたまらないので窓に断熱シートを貼ったから防寒対策がカンペキにはならないのです。
薄いフィルムタイプよりも窓に貼る緩衝材(プチプチ)が窓とカーテンの間に空気の層をつくれるので、断熱効果をあげることができます。また緩衝材(プチプチ)を選ぶ時は、100円均一ショップの商品よりも厚みのある商品が揃っているホームセンターで買うことをおすすめします。
水貼りタイプの断熱シートと緩衝材(プチプチ)と併用すると、断熱効果はアップするのでぜひ試してください。
窓ガラス自体の断熱効果を上げるペアガラスやトリプルガラスに交換するよりも、コストをかけずに防寒対策できるので断熱シートはおすすめです。
冬に活躍する断熱シートの効果
冬に窓に断熱シートを貼ることで、窓から熱の出入りを防ぐことができます。
断熱シートを貼れば外の冷たい空気を遮断しエアコンや石油ファンヒーターなどの暖房器具であたためた空気の熱リークを防げます。
断熱シートのデメリットありますが、冬の防寒対策に効果があります。
こちらで詳しく解説します。
窓から伝わる冷気を遮断する
断熱シートの効果は、窓から伝わる冷気を遮断することです。
冬に窓の近くを通るとヒヤッとした空気を感じることがあります。
外気に接している窓・壁・換気・床・屋根などの中で熱の出入りが最も多いのが窓ガラスです。窓に断熱シートを貼れば外の冷たい冷気が室内に入り込むことを防げます。
お部屋をあたためた空気を外に逃さない
断熱シートの効果は、お部屋をあたためた空気を外に逃さないようにすることです。
冬は50~55%の割合で部屋の熱が外に逃げるといわれています。
エアコンや石油ファンヒーターでお部屋をあたためているのに中々あたたまらないのは熱が外に根毛てしまっているからです。
断熱シートを貼るだけで、窓から熱の出入りを防ぐことができるので防寒対策に効果があります。
光熱費を抑えることができる
断熱シートだけでは、保温効果が低く防寒対策出来ないデメリットがあると伝えましたが、
断熱シートと暖房器具を併用することで暖房効率がアップする効果があります。
冬は部屋の温度と外気温度の差が大きいので、暖房のエネルギー消費が多く光熱費が上がりやすいです。
断熱シートで窓から熱の出入りを防ぐことで、エアコンや石油ファンヒーターの設定温度を下げることができます。
1度窓に貼ってしまえば寿命がくるまでお部屋をあたためた熱や外の冷気を遮断する効果があるので、暖房効率向上に役立つおすすめ商品と言えます。
断熱シートの効果をアップさせる使い方
断熱シートだけでは防寒対策出来ないデメリットがありますので、ホームセンターや100円均一ショップで見つけた3種類の断熱シートだけでは寒さ対策することは厳しいです。
- 薄いフィルムタイプ
- 緩衝材(プチプチ)
- スプレータイプ
断熱シートの効果をアップさせる使い方は、カーテンを併用することです。
窓ガラス(身体)が冷たい空気がふれないように断熱シート(セーター)を着て空気の層をつくります。あたたかい空気を外に逃がさないように 保温性の高いカーテン(コート)羽織るイメージです。
お部屋をあたためるには、窓に断熱シートを貼り空気の層をつくるとともにカーテンで保温することが重要です。
カーテンと断熱シート
窓に断熱シートを貼ってドレープカーテンをとりつけるだけで、断熱効果をアップさせることができます。
オーダーカーテン日本一のパーフェクトスペースカーテン館の情報より保温率の高いドレープカーテンを使うことで室温の温度は4℃ほど低下を防げます。

パーフェクトスペースカーテン館では、保温率国内NO1のドレープカーテン(保温率46.2%)やレースカーテン史上最高保温率32.1%の断熱・保温カーテンが揃っています。
「窓に断熱シートを貼る+保温率の高いドレープカーテンと保温率の高いレースカーテンを組み合わせる」
断熱・保温性能高いカーテンセットを取り付ければ断熱シートの効果をさらにアップさせることができます。
日中ドレープカーテンをあけてお部屋に日差しを取り込みたいとき、保温率の高いレースカーテンなら室温の低下を防ぐことができます。
まとめ
窓に断熱シートを貼ることで、窓から熱の出入りを防ぐことができます。
とはいえ見た目が悪くなったり、外が見えにくいなどデメリットがあります。また断熱シートだけでは防寒対策できません。
断熱シートの効果をアップさせる使い方として、保温性の高いドレープカーテンやレースカーテンを併用することがポイントです。
断熱シートのデメリットを理解した上で電気代の大幅節約、冬の節電に役立ててください。