「カーテンの買い替え時期はいつ?」
「カーテンの寿命は何年?」
使い続けていると生地が変色するだけでなく色褪せたりカビが生えたりと劣化していきます。
一般的なカーテンの寿命は4~5年と言われていますが、ずっと使い続けているご家庭もあるでしょう。実際にいつまで使い続けていいのか悩む方向けにカーテンの買い替え時や寿命を見極める5つのコツについて紹介します。
カーテンを長持ちさせる方法を紹介しますのでぜひ参考にしてください。
カーテンの買い替え時期はいつ?
一般的に「カーテンの買い替え時期は、4~5年」と言われています。生地が劣化して寿命を迎えるのが4~5年という考えからです。
カーテンの生地の素材や日差しが当たることによる紫外線の影響、日頃のお手入れや洗濯の方法によっても多少買い替え時期は変わってきます。
カーテンの寿命を見極めて買い替えすべきタイミングを知っておくのが重要です。
カーテンの寿命が短くなる原因
カーテンが劣化して寿命が短くなる原因をご紹介します。
- 日差しによる紫外線で生地が傷む
- 結露で生地がカビる
- 調理した時の煙やニオイがつく
- たばこのやにで変色やニオイ
普段普通に生活しているだけで、知らない間にこれだけ負担をかけているんです。
日差しによる紫外線の影響で生地が劣化するだけでなく、お手入れや洗濯をしないで放置していると黒カビが繁殖して傷むことも。
また冬の屋外と屋内の気温差で窓ガラスが結露して、カーテンの生地が水分を含み袖が汚れます。
カーテンを取り付けた後にお手入れをせず放置していると、紫外線で生地が傷む経年劣化だけでなく黒カビを発生させてしまうなど色々な原因で劣化を進行させてしまいまうので注意が必要です。
カーテンを取り付ける場所・環境の違いで寿命が変わる
カーテンを劣化を早める原因は、日差しによる紫外線です。日が当たりやすい窓は紫外線の影響を受ける時間が長くなる劣化も進行します。
そのためカーテンが1日当たり受ける紫外線の量は、窓が南向きか北向きかで大きく変わります。
リビングと子供部屋や寝室でもカーテンの寿命は違いがあります。
リビングは使用頻度が多い場所です。毎日開け閉めして、調理した時の油を含んだ水分が付着したりニオイがつく。換気扇近くで吸った旦那さんのたばこのやにでもカーテンの劣化は早まりますよね。
子供部屋や寝室は、使用頻度が少なく空気も汚れにくいためリビングよりも劣化は少ないと言えます。
カーテンを取り付ける場所・環境の違いで寿命が変わるので「10年以上同じカーテンを使ってる」のは劣化させる原因が少ないお部屋や環境だったと思います。
カーテンが寿命を迎えるとどうなるの?
カーテンが寿命を迎えると機能が低下します。
カーテンを利用する目的は人それぞれですが、一般的には外の視界を遮りプライバシーを守る。光漏れを防いで快眠できる。断熱効果をアップして節電する。お部屋のインテリアとして使うなど生活の悩みを解決してくれる機能があります。
カーテンの買い替え時期、寿命を迎えると快適に過ごせなくなります。
生地が変色して見た目が悪くなるだけでなく、光漏れして防犯対策ができなくなったり、夜街頭がまぶしくて寝れない、日差しが朝早く目が覚めてしまうこともあるでしょう。また窓の断熱効果が落ちて電気代が上がってしまうリスクもあるため早めの対策が必要です。
カーテンの素材別|寿命の目安
カーテンの生地の素材は、大きく分類すると「合成繊維(化学繊維)」と「天然繊維」の2つに分けられます。
使われている生地の素材によりカーテンの寿命に若干差があります。
ここでは、各素材別にの寿命の目安を紹介します。
カーテンの素材:合成繊維(化学繊維)
合成繊維とは人工的に作られた化学繊維のことです。
カーテンに使われる合成繊維(化学繊維)は、ポリエステル・アクリル・ナイロン・レーヨンなどがあります。
合成繊維(化学繊維)は天然繊維のカーテンと比較すると寿命が若干長くなります。日差しに強く、生地が傷みにくいのが特徴です。
ただ、レーヨンは水に弱いという特徴があるので洗濯すると色が落ちた縮んでしまう可能性があるので注意が必要です。梅雨時期の湿気や冬の窓ガラスの結露でカーテンが劣化することもあります。
アクリルは、丈夫で傷みにくいのでお手入れや定期的な洗濯をすれば5年以上使える場合もあります。
また、機能性(保温性・遮熱性・遮光性・防炎性など)優れたものが多く揃っており天然素材よりも価格も安いカーテンが多いです。コスパと機能面重視で選びたい方におすすめです。
カーテンの素材:天然繊維
天然繊維とは主原料が天然素材のもの。植物繊維』と動物繊維の2種類に分けられます。
カーテンに使われる天然繊維には、ウール・シルク・コットン・リネンなどがよく利用されています。
植物繊維のコットン(綿)・リネン(麻)は、洗濯などの摩擦に強いのでお手入れ次第で劣化を防げます。
動物繊維のウール(羊毛)・シルク(絹)は、保温性や保湿性に優れているので断熱性が高い特徴があります。
天然素材は、通気性や吸湿性に優れているものが多いけど、生地が縮みやすくお手入れに手間がかかります。合成繊維(化学繊維)に比べて耐久性も落ちるというデメリットがあります。
天然繊維は素材ごとに風合いの違いを楽しめます。肌触りがやわらかいので、風合いにこだわりたい方におすすめです
とはいえ、合成繊維よりも生地が縮みやすいので、カーテンの寿命4~5年よりも早く劣化する可能性が高いです。天然繊維のカーテンを選んだ方は早めの交換をおすすめします。
カーテンの寿命を見極める5つのコツ
カーテンの寿命を見極める5つのコツを解説します。
- カーテンの色褪せ
- カーテンの汚れ
- カーテンの手触り
- カーテンのほつれ
- プリーツの型崩れ
カーテンに使われている素材、種類によって違いはありますがカーテンの寿命は誰でもカンタンに見極めることができます。
詳しく解説していきます。
カーテンの色褪せ
カーテンの寿命を見極めるうえで一番判断しやすいのが「カーテンの色褪せ」です。
生地全体の色をみて、日差しがあたらないプリーツの色と比較して変色し色褪せているなら劣化していると判断できます。
日差しの入りやすい南面の窓に取り付けたカーテンは色褪せしやすい場所・環境なので注意が必要です。
リビングの掃き出し窓に取り付けたカーテンはこまめにチェックして、色褪せしていたら機能が低下も考えられるので早めの交換をおすすめします。
カーテンの汚れ
少し判断が難しいですが、「カーテンの汚れ」もチェックしましょう。
カーテンの生地全体や裾部分が黒カビが発生していないか確認します。
湿度の高い梅雨時期や屋外と気温差のある冬は窓ガラスが結露しやすい状態です。お手入れや洗濯せずに放置していると、結露した水滴と部屋の汚れで黒い汚れ(黒カビ)が発生しているかもしれません。
洗濯しても黒カビを落とすことができなかったら、カーテンの寿命と判断できます。
海に近い地域にお住まいの方や降雨量が多い地域の方は、窓が結露しやすいので定期的に水分をふき取ったり部屋の掃除をこまめにすることで黒カビの発生を防げます。
黒やグレーのカーテンを選ぶと、汚れや黒カビを見つけることが難しいので注意してください。
カーテンの手触り
カーテンの生地の手触りで劣化を確認することもできます。
- 合成繊維(化学繊維):つるりとした肌触り
- 天然繊維:素材の風合いを感じられる手触り
我が家では、アパート住まいのときにリビングにとりつけたドレープカーテンで手触りの変化を感じました。
リビングとキッチンスペースが近かったため料理の油や汚れが付着して4年しか経っていないのに、ねっとりとした肌触りを感じました。
またお部屋の掃除ができていないと、粉っぽい手触りを感じることもあります。
料理の油汚れでねっとりした手触りのカーテンは、洗濯してもキレイにすることができない場合があるので寿命と判断し買い替えも検討してください。
カーテンのほつれ
買い替えの目安は、カーテンのほつれが目立ってきたら検討しましょう。
とくにリビングの掃き出し窓に取り付けたカーテンは、家族があつまる場所なので、窓とカーテンが頻繁に開け閉めされ生地もほつれやすいです。
また猫や犬などペットと暮らしているご家庭は、爪でひっかけてしまいほつれてしまうことも考えられます。
経年劣化では、日差しの紫外線による影響で生地が傷みほつれやすくなることもあります。
最近のカーテンは、おしゃれに見せるため生地と縫い糸を違う種類に変えているものもありますが、ほつれやすく劣化を早めてしまう可能性があります。
カーテンのほつれは、一度始まってしまうとどんどん悪化していくので早めの買い替えを検討してください。
プリーツの型崩れ
カーテン上部を見てプリーツの型崩れがあるなら買い替えの目安になります。
生地が傷み劣化しているため、プリーツが崩れてしまうからです。
型崩れすると見た目が悪くなるだけでなく、窓の隙間カーテン上から光漏れする場合があります。
プリーツの型崩れがあると、断熱効果が下がり光熱費があがってしまうので買い替えをおすすめします。
カーテンをできるだけ長持ちさせる方法
カーテンをできる長持ちさせるお手入れや洗濯のコツを解説します。
ご家庭でカンタンに実践できる方法を4つ紹介します。
カーテンのお手入れ
カーテンの日頃のお手入れを見直せば、カーテンの寿命を伸ばすことができます。
- カーテンレールの汚れやほこりをとる
- カーテンの汚れを拭きとる
- 窓の結露や汚れをふき取る
カーテンまわりのほこりをとるために、モップで定期的にお掃除しましょう。
ほこりは上から下に落ちていくので、カーテンレール・カーテンの生地・窓全体・サッシの順番で汚れやほこりをとる、結露をふき取ってください。
定期的に窓の結露をふき取れば、黒カビの発生を防ぐことができます。
洗濯のタイミング
日頃のお手入れで落とせない汚れを、洗濯でキレイにします。
とはいえ、洗濯の回数が多いと生地にダメージを与えてしまい寿命を短くしてしまうので注意が必要です。
カーテンの洗濯は、1年に1~2回程度がおすすめです。
洗濯のタイミングは、梅雨明け後がおすすめです。梅雨時期は湿度が高いのでカーテンに汚れが付着しやすいためです。
1年に2回選択したい方は、梅雨時期の半年後となる1月がおすすめです。
年始からカーテンの汚れを落とし晴れやかな気分にもなります。
汚れが目立つときは、手洗いやつけ置き洗いのほかにクリーニングに出すことも検討しましょう。
カーテン洗濯する時の注意点
カーテンを洗濯する前に表示を確認しましょう。
カーテンを洗濯。
— Marin (@12__marin) August 15, 2020
LIONの洗濯表示のアプリ便利です pic.twitter.com/nXIHZb3eZy
LIONの洗濯表示アプリを使えば、洗濯機の設定やお湯の温度、手洗いのみなど確認することができます。
家庭洗濯NGのマークの場合は、家庭では洗濯できないので洗濯しないようにしてください。
部屋の衣替え完了したのは良いんだけど…
— もも (@0oVSySbMojIeWMp) November 11, 2022
買った時にはこんなに長かったカーテンがぁぁ
洗ったらめっちゃ縮んでしまった(;゚Д゚i|!)
洗濯表示はよく読みましょう(´・ω・`) pic.twitter.com/eP6CBGOUOO
洗濯表示を確認せずに洗ってしまうと、生地が劣化する恐れがあります。
季節ごとにカーテンを変える
夏と冬で日差しの強さが異なるため、季節ごとカーテンを変えるのもおすすめです。
夏は、遮光性カーテンや紫外線による劣化がすくない合成繊維のカーテンを使う。
冬は、日差しが弱いので紫外線の影響が少ないです。そのため保温性の高い断熱カーテンや天然素材のカーテンで風合いを楽しむ。
季節ごとにカーテンを変えれば、取り外した時にしっかりメンテナンスすることもできますね。
まとめ
今回は、「カーテン買い替え時期いつ?カーテンの寿命を見極める5つのコツと長持ちさせる方法」について解説しました。
カーテンの買い替え時期は、一般的なカーテンの寿命4~5年です。
- カーテンの色褪せ
- カーテンの汚れ
- カーテンの手触り
- カーテンのほつれ
- プリーツの型崩れ
素材、種類によって違いはありますがカーテンの寿命は誰でもカンタンに見極めることができます。
日頃のお手入れや洗濯をすることでカーテンを長持ちさせることができます。
とはいえ、日差しによる紫外線などの劣化は防ぐことができないので色褪せ・手触り・ほつれ・プリーツの型崩れなど発見した時はカーテンの買い替えをおすすめします。
季節ごと生活の悩みに合わせてカーテンを変えるのも長持ちさせるコツの1つです。
以下の記事では、安くておしゃれな「カーテンの通販おすすめ5選!失敗しない3つの選び方」について解説しているので、こちらの記事もぜひ伏せて読んでみてください。
カーテンの寿命を感じて買い替えを検討している方は、ネット通販でオーダーカーテンの注文がお得です。「【初心者向け】オーダーカーテンの注文方法、失敗しない選び方をプロが解説!」では、生地を選んで注文するまでの4ステップについてわかりやすく解説しています。