

- 仕事柄!?飽きやすいから!?二世帯住宅・アパート・マンション・注文住宅の4回も住み替えしている
- いよりは家電エンジニアで長期出張や単身赴任で日本12地域以上、居住経験あり
- ちーのは、元インテリアコーディネイターでカーテンの提案を100件以上経験している
夏の日差しはお部屋の中で過ごしてもじりじり暑く感じるものですね。
夏を涼しく快適に過ごす方法として、遮光カーテンを取り入れる方が増えていますよ。
外からの強い日差しを遮断できる遮光カーテンは日差しも遮ってくれる効果があるので、夏の部屋の室温上昇に役立つと話題になっています。
今回は、夏快適に過ごすには遮光カーテンに買い替えすべき理由を詳しく解説していきます。遮光カーテンの失敗しない選び方もご紹介いたします。
夏に遮光カーテンをおすすめする理由

- 外の日差しを遮ることができる
- 室温の上昇を防ぎ光熱費が下がる
- 紫外線をカットできる
- 良質な眠りをサポートしてくれる
- 防犯対策に役立つ
レースの遮熱カーテンに効果が感じられない方は、ぜひ参考にしてください。
外の日差しを遮ることができる
遮光カーテンの生地は、一般的なカーテンの生地よりも分厚くのが特徴です。
これは日差しを遮るための加工がされていいるためです。
夏のじりじりと照り付けるような日差しも遮光カーテンがあれば、外の日差しを遮ることができます。
お部屋の中に入る日差しを減らすことで断熱効果も期待できます。
夏は70~75%の割合で外の熱が部屋に入り込むと言われています。外気と接する窓・壁・換気・床・屋根などありますが、窓から熱の出入りが最も多いため夏の遮光カーテンの効果は大きいです。
室温の上昇を防ぎ光熱費が下がる
遮光カーテンは、お部屋の中に入る日差しを減らせるため断熱効果も期待できます。
そのため室温の上昇も抑えられるメリットがあります。夏は日中外気35℃以上続きますし夜間(夕方から翌朝まで)の最低気温が25℃以上の熱帯夜でエアコンの連続運転する家庭も少なくありません。
遮光カーテンを取り付けると室温の上昇を防げるため、エアコンの冷房運転の設定温度を下げることが可能です。


エアコンは運転開始するとき一番電気代がかかるので、遮光カーテンで室温の上昇を防げるから節約につながるというメリットがあります。
エアコンの省エネモデルに買い替えするよりも遮光カーテンの方がコストをかけずに光熱費を下げることができますよ。
紫外線をカットできる
外の日差しを遮ることができる遮光カーテンに買い替えすれば、室温の上昇を防ぐだけでなく紫外線をカットすることもできます。
紫外線をカットできれば、家具やフローリングの日焼け対策できますしお肌にもやさしいです。
日焼けなどの肌トラブルが気になる方にもおすすめです。
良質な眠りをサポートしてくれる
遮光カーテンは、読んで字のごとく室外からの光を抑えるカーテンです。
良質な眠りをサポートしてくれるインテリア商品としても人気が高いです。
夜勤や3交代勤務などで明るい時間に寝る方や部屋の中をを真っ暗にしないと寝れない方が快適に過ごすことができます。
防犯対策に役立つ
遮光カーテンを取り付けると、外から室内の様子をみることは難しくなります。
等級レベル1級遮光以上なら人の顔が識別できないレベルなので、シルエットが映るのも防いでくれます。女性の一人暮らしの防犯対策に役立つカーテンです。
防犯対策にシャッターいつも閉めるのもいいのですが、お部屋の中に光がまったく入ってこないのがデメリットに感じる人もいるでしょう。
遮光カーテンの等級によって、昼間や夜、外から見た室内の様子を変えることができます。シャッターを閉めなくてもプライバシーもしっかりガードして安心して暮らせますよ。

遮光カーテンにおける4つの等級の比較

遮光カーテンには、等級があり遮光率によって昼間の室内の様子と夜に外から見た室内の様子に違いがります。
ここでは、遮光カーテンの、完全遮光、遮光1級・遮光2級・遮光3級の特徴について解説します。
遮光カーテンの等級はNIF(日本インテリアファブリックス協会)による「JIS-L 1055A法(遮光性能試験方法)」によって定められており、1級~3級まで3段階あります。
遮光率 | 遮光レベル | |
完全遮光 | 100% | 隙間部分以外からの光漏れを完全に遮断 |
遮光1級 | 99.99%以上 | 人の顔が識別できないレベル |
遮光2級 | 99.80%以上、99.99%未満 | 人の顔あるいは表情がわかるレベル |
遮光3級 | 99.40%以上、99.80%未満 | 人の表情はわかるが事務作業には暗いレベル |
完全遮光
遮光1級の中で遮光率が100%のものを完全遮光と呼ぶ場合があります。
生地全体の光漏れを防ぎお部屋を暗くできますが、カーテンの色や柄が少ないため、カーテンを含めたインテリアコーディネイトには不向きです。
カーテンの裏を樹脂コーティングなど特殊な加工されたものが多く価格も上がります。一般的なカーテンと生地の質感も異なり風合いをを求める方にはおすすめしません。
カーテンを閉めるとお部屋が真っ暗になってしまうので、壁紙は白など明るい色が適しています。
遮光1級
1級遮光のカーテンは、遮光率99.99%以上で人の顔が識別できないレベルです。
遮光1級のカーテンはNIF法によってさらに5段階に分けられます。
遮光レベル | |
遮光1級(A++) | 生地からほとんど光を感じない状態 |
遮光1級(A+) | 生地からわずかに光を感じる状態 |
遮光1級(A) | 生地から光を感じますが、生地の織組織(糸の交差具合)や色はわからない状態 |
遮光1級(B) | 生地から光を感じ、生地の織組織や色がわかる状態 |
遮光1級(C) | 生地全体は薄明るく見えますが、人の表情は識別できない暗さ |
一番遮光率の低いCでも人の表情は識別できない暗さです。遮光1級(A+)以上のカーテンなら外からお部屋の様子を見ることができないので防犯対策に役立ちます。
遮光1級カーテンは、部屋を暗くして「映画を楽しみたい」「夜勤や3交代勤務で昼間部屋を暗くして寝たい」場合におすすめです。
夏の強い日差しのも遮光できるので、室温の上昇を防ぎ光熱費を抑える効果を期待できます。
遮光2級
遮光2級は、遮光率99.80%以上99.99%未満で人の顔あるいは表情がわかるレベルです。カーテンを閉めるとお部屋は暗くなりますが、日中はうっすら光差し込み明るくなります。
遮光1級でお部屋を真っ暗なるのは避けたいけど、朝日や西日は取り込みたい方に遮光2級がおすすめです。
遮光カーテンの中で遮光2級が人気が高いため色や柄、素材など豊富に用意されています。お部屋の家具や壁紙の色などに合わせてインテリアコーディネイトも楽しめます。
遮光3級
遮光3級は、遮光率99.40%以上99.80%未満で人の表情はわかるが事務作業には暗いレベルです。カーテンを閉めると、ほどよく光を取り込み暗くすることが可能です。
4種類の遮光カーテンの中で一番遮光率が低いけど、十分に遮光効果は期待できます。
遮光3級のカーテン遮光2級と同様に、色や柄、素材など豊富に用意されていますのでデザイン重視で商品を選べます。
外から表情がわかってしまうのを避けたい方は、遮光2級カーテンがおすすめです。
夏に涼しく快適に過ごすなら遮光1級カーテン
夏のジリジリとした日差しを遮り涼しく快適に過ごすなら遮光1級カーテンがおすすめです。
遮光率100%の完全遮光カーテンは、隙間部分以外からの光漏れを完全に遮断できますが特殊な加工されたものが多く価格も上がりコスパが悪くなるからです。
遮光カーテンを取り付けると室温の上昇を防げるため、エアコンの冷房運転の設定温度を下げることが可能です。
エアコンの省エネモデルに買い替えするよりも、遮光カーテンの方がコストをかけずに光熱費を下げることができますよ。
トータルバランスで遮光2級カーテンがおすすめ
遮光カーテンには、4つの種類がありますが、遮光率と遮光レベルによるお部屋の明るさと色や柄・素材などデザインの豊富さ、コスパのよさからトータルバランスのとれた遮光2級カーテンがおすすめです。
完全遮光カーテンは、特殊な加工されたものが多く価格も上がります。
朝も昼もしっかりと光を防ぐため朝日なども入りませんが、遮光2級はうっすらと窓辺に明るさが感じられます。カーテンを閉めていても外の様子を感じ取ることができるのがメリットです。
遮光カーテンの光漏れを防ぐ方法


遮光カーテンを取り付けて生地全体からの光漏れ対策できたのに、お部屋が明るくなってしまうときは以下の対策をしてください。
窓にしっかりと合ったサイズを選ぶ
遮光カーテンを取り付けたとき窓のサイズに合っていないと、隙間から光の漏れします。
カーテンの生地の遮光率を上げても効果を十分に感じられない原因となります。
遮光率の高いカーテンは、お部屋全体が暗くなる分隙間からの光漏れが目立ちます。そのためそれぞれの窓に適したサイズを選ぶ必要があります。
- 掃き出し窓:裾を引きずらないよう床から-1cm※1※2
- 腰高窓:光漏れを防ぐため窓下から+15cm
- 出窓の正面付け:光漏れを防ぐため窓下から+15cm
- 出窓の天井付け:レールから窓台までのサイズか結露や汚れが気になる場合は窓台から-1cm
※1、掃き出し窓の遮光カーテンで隙間からの光漏れが気になる場合は、-1cmせずに床にぴったりと沿うサイズでオーダーしてください。
※2、レースカーテンの場合は、ドレープカーテンの裾からレースカーテンが見えてしまわないようドレープカーテンより-1cmをおすすめします。

窓の種類別にそれぞれ適したサイズはありますが、取り付け方によって光漏れする場合があります。
例えば、掃き出し窓の下の隙間からの光漏れを防ぐためには、床と袖の長さがピッタリになる丈でオーダーします。窓にしっかりと合ったサイズよりも長い丈のカーテンを、床まで垂らしてみるのも検討してみてください。
カーテンの生地の色を濃くする

同じ等級の遮光カーテンでも色味によって遮光効果が異なります。
オレンジやベージュや白などの色は、光を通しやすいため遮光効果が低く感じます。
そのため部屋をなるべく暗くしたい場合、カーテンの生地の色を濃く濃い色を選びましょう。
具体的には黒や紺色など濃い色は遮光効果が高く感じます。
暖色系は光を通しやすく寒色系は色を通しにくい性質がありますが、お部屋の壁紙の色によってもお部屋の明るさなどの見え方が大きく変わります。
オーダーカーテン通販で生地サンプル請求してみたり、カーテンじゅうたん王国などのショールームに足を運び生地の透け具合など確認してください。
遮光レースカーテンを組み合わせる

遮光性の高いドレープカーテンとレースカーテンをセットで使用すると遮光効果が高まります。遮光カーテンを2重にすると、日差しを遮りやすくなるためです。
窓にしっかりと合ったサイズを選んだり、カーテンの生地の色を濃くしても窓の隙間を完全に覆うことができないこともあります。
遮光性の高いドレープカーテンとレースカーテンをセットで使用することで窓の隙間を埋めて光漏れを防ぐことができます。
遮光レースカーテンが用意できないときは、光を通しにくい寒色系の青やグレーなどを選ぶとよいでしょう。
カーテンは、できるだけ長く愛用したいアイテム。おしゃれなデザインやカラーバリエーションに目がいきやすいですが、機能性にも注目して選ぶことが大切です。
まとめ
今回は、「遮光カーテンは、夏涼しい?等級ごとの比較と光漏れを防ぐ方法」を解説しました。
カーテンは、色や柄などおしゃれなデザインで選びがちですが、機能性にも注目して選ぶと夏も快適に過ごすことができます。
- 外の日差しを遮ることができる
- 室温の上昇を防ぎ光熱費が下がる
- 紫外線をカットできる
- 良質な眠りをサポートしてくれる
- 防犯対策に役立つ
今回ご紹介した遮光カーテンは、4つの等級レベルで遮光性が変わります。
夏に涼しく快適に過ごすなら遮光1級カーテン以上がおすすめです。お部屋の明るさと色や柄・素材などデザインの豊富さ、コスパのよさからトータルバランスのとれた遮光2級カーテンも人気があります。
カーテンの色の違いや壁紙の色でお部屋の明るさが異なります。お部屋ごとに遮光等級や色を使い分けすると快適に過ごせます。
